インフラエンジニアについて
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【エンジニア歴11年が解説】システムエンジニアとインフラエンジニアの違い

みるみる
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  • システムエンジニアとインフラエンジニアって何が違うの?

という方が多いと思います。
私もエンジニアとして実際に働くまでは、あまりの呼び名の多さに混乱しておりました。
そんな分かりにくいシステムエンジニアとインフラエンジニアの違いを解説していきます。

みるみる(@milumuru)はインフラエンジニアとして一部上場企業のSIerで働いてきました。
そんな私だからこそ、実際にインフラエンジニアの目線からみたインフラエンジニアとシステムエンジニアの違いを紹介できます。

https://twitter.com/milumuru/status/1289382036147322880?s=20

 

インフラエンジニアとは、ITインフラ面で、お客様より要望を聞き、サーバやネットワーク機器の設計・構築をします。
そしてシステムエンジニアはインフラエンジニアよりも幅広くITインフラ面やアプリケーションでのお客様の要望を聞くだけではなく、プロジェクト管理から設計・プログラミングまでを実施します。

共通点の箇所があるものの、インフラエンジニアはサーバやネットワークといった機器やOSと知ったものを担当し、システムエンジニアはアプリ面を担当するという理解でよろしいかと思います。

また状況によっては、インフラエンジニアがシステムエンジニア的な働きをすることもあります。この記事ではみるみるの主観にて分かりやすく説明をさせて頂きます。

インフラエンジニアとシステムエンジニアの仕事内容の違い

インフラエンジニアとシステムエンジニアの仕事内容の違いとしては、担当範囲が異なります。
家で例えるのであれば、インフラエンジニアは家の柱や土台を考えるのに対して、システムエンジニアは工事の期間や内装やコンセントの位置といった中身を考えるイメージです。

それでは具体的な仕事内容に触れていきます。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容はITインフラに関わる点の設計・構築となります。

具体的には、

  • お客様と話をして、ネットワークの回線速度を設計して、回線業者と設計をする
  • お客様と自社のネットワークを疎通させる通信を実現する
  • お客様からの要件とシステムエンジニアからの仕様を理解し、サーバのスペックを選定・機器調達・設定等

またインフラエンジニアの場合は現地への機器設置や設定が必要となるため、出張が多くなる傾向にあります。
みるみるも出張で、北海道・仙台・福岡に行ったりする機会がありました。
北海道はいくら丼を食べ、福岡ではラーメンを食べて仕事をしながら、観光もできるので、色々な場所へ行きたい人はおススメです。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアはITインフラ以外も含めて、お客様のシステムを構築するために、スケジュールを設定したり、アプリケーションの設計・プログラミング開発・保守運用といった多様な仕事を行います。

プログラミングが主というよりも、お客様と要件を詰めたり、設計を実施することに時間を要します。

  • お客様と話をして、構築するシステムの設計を行う
  • プログラミングをする

インフラエンジニアと違いあまり、現地に行くことはありませんが、主要メンバーのお客様との打ち合わせには対面でする際には、
現地に行きます。主要メンバーは東京や大阪にいることが多いため、出張で東京や大阪に行くことがあります。

インフラエンジニアとシステムエンジニアになる方法の違い

インフラエンジニアもシステムエンジニアも学歴が必要ということはありません。
そのため、サラリーマンとして勤める場合は、入社したい企業に入れたり大丈夫ですし、フリーランスの場合でも、仕事が受注できればいいので、資格等は必要なかったりします。

インフラエンジニアはサーバやネットワークを勉強し、システムエンジニアはプログラミングを勉強するといった流れになります。
インフラ

インフラエンジニアとシステムエンジニアの資格・必要なスキルの違い

インフラエンジニアとシステムエンジニアでコミュニケーション力・基礎的なITスキル・プロジェクトマネジメントといったスキルは共通して必要となります。
そのため、インフラエンジニアとシステムエンジニア双方で必要な資格としては、「基本情報処理試験」となります。

それではそれぞれに特化した資格や必要なスキルを見ていきます。

インフラエンジニアの資格・必要なスキル

インフラエンジニアはサーバやネットワークそしてクラウドのスキルが必要となります。
サーバを扱うための資格としては、「」「」等の資格があり、ネットワークの試験としては、があります。
また最近では、クラウド関連の資格も人気があり、「AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト」というAWSのサービスが学べる資格をおススメです。

国家資格では「ネットワークスペシャリスト」、「データベーススペシャリスト」といった資格もあります。

システムエンジニアの資格・必要なスキル

システムエンジニアはシステム開発全般となります。インフラエンジニアと違って、開発する言語やデータベースは会社によりバラバラとなるため、
使用する言語の資格やデータベース関連(Oracle,SQL等)の勉強をするのが得策です。

またキャリアパスとして、プロジェクトマネジメントになりたい場合は、国家資格の「プロジェクトマネジメント」や「PMP」といった資格を取得することをおススメします。

インフラエンジニアとシステムエンジニアの給料の違い

30代のインフラエンジニアとシステムエンジニア年収は調査しました。リクナビとDodaにて情報が公開されておりました内容は以下となります。

リクナビ Doda
30代インフラエンジニア年収 575万 537万
30代システムエンジニア年収 512万 486万

引用:リクナビNEXT 30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度

引用:Doda 平均年収ランキング 最新版【職種別】


ただし、それぞれの今後のキャリアパス・勤めている企業によっても年収は変わってきます。

今後のキャリアパスとして、何をしたいのか?年収はいくらほしいのか?によって違いが出ますので、キャリアパスを明確にすることが大事です。

具体的には、プロジェクトマネジャーになれば、30代の年収が上がります。

リクナビ Doda
30代プロジェクトマネジャー 733万円 658万円

しかしプロジェクトマネジャーは技術的な面はほとんどできずに、要員管理とお客様との打ち合わせがメインとなります。
そのため、技術志向の人はリーダーにはなっても、プロジェクトマネジャーにはなりたくない人が多々います。

あなたの人生なので、何を目指すかはフワッとでも決めておいた方がいいです。

インフラエンジニアとシステムエンジニアはどちらがおススメか?

インフラエンジニアとシステムエンジニアのどちらがおススメかと言われるとあなたのタイプにより変わってくるかと思います。
インフラエンジニアは物理的な機器やOSを設定することが多いため、職人気質な人におススメです。言い換えるとスペシャリスト向きです。

またシステムエンジニアは色々なことを幅広く行えます。お客様との要件定義から、設計・プログラミングそして運用・保守といったことまで実施します。
いわゆるゼネラリストタイプな人におススメです。

みるみるがインフラエンジニアになった経緯

元々はシステムエンジニアとして就職して、アプリケーションを作ってみたかったのですが、
部署配属にて、インフラの部署に配属されました。

それまでは、サーバやNW機器そしてクラウドは触ることがありませんでしたが、配属されてコツコツと覚えていきます。
また当時はクラウドや仮想技術がなかったので、自分のPCをハイスペックなものにして、サーバOSを入れて勉強したりしました。

今では、インフラ設計から構築まで実施していたりします。
もしもあなたがシステムエンジニアになってアプリケーションを作りたいという思いがあれば、会社を選択する必要があります。
※大き目の会社に行くと何をやるかは配属次第となってしまいますので‥‥

【まとめ】インフラエンジニアとシステムエンジニアの違い

インフラエンジニアとシステムエンジニアの違いを解説してきました。

インフラエンジニアは主に、ITインフラと言われるサーバやネットワーク機器の設計・構築がメインです。そしてシステムエンジニアはお客様との要件決め・設計そしてプログラミングを主とする。

 

それぞれの共通部分はあるものの、インフラエンジニアは主に、ハードウェア回り、そしてシステムエンジニアはソフトウェア回りを担当する。

 

30代の平均年収はインフラエンジニアの方がリクナビ・Dodaともに高くなっているが、今後のキャリアパスにより年収は変わってくる。技術を追い求めたい場合と年収を挙げたい場合で職種転換が必要なため、自分がやりたいことを整理し、技術を追い求めるのか顧客の提案していきたいかはそれぞれ異なってくる。

 

 

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