インフラエンジニアについて
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「現役インフラエンジニアの所感」インフラエンジニアの向き・不向き

みるみる
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あなたが未経験から、インフラエンジニアをなるのに、恐れているのは、

  • 私はインフラエンジニアに向いているのか?
  • インフラエンジニアに向かない人はどんなひとだろうか?

そんなことがあるかと思います。

インフラエンジニアに向いている人との特徴として、一部を紹介すると、

  • 全体の仕組みを考えるのが好きな人
  • 細かい作業が好き
  • ルーティン作業が苦にならない

といったことがあります。
本記事では、東証一部上場企業で現役インフラエンジニアとして働いているみるみる(ツイッター:@milumuru)の私が考える向き・不向きを紹介します。

インフラエンジニアとは?

  • 「インフラ+エンジニア=インフラエンジニア」
  • インフラエンジニアは、ITの土台を作る技術者

インフラとは、「インフラストラクチャー」の略となり、

インフラとは、産業や生活の基盤となる社会資本。道路・鉄道・港湾・ダムや学校・病院・公園などの施設を言う。

「エンジニア」=技術者のことです。すなわちIT基盤の技術者という意味となります。

インフラエンジニアの仕事は設計・構築・保守運用

インフラエンジニアの仕事の内容は、設計・構築・保守運用となります。

大工を例にイメージすると、

  • 設計…家の設計をして、設計図面を作成する
  • 構築…設計図をもとに、家を建てる
  • 保守運用…家の外壁にペンキを塗ったり、メンテナンスをする仕事

具体的な仕事について、設計・構築・保守運用というフェーズ毎に説明していきます。

インフラエンジニアの仕事:設計

ユーザと話し合って確定した要件をもとに、設計を実施します。サーバエンジニアの設計内容としては、以下があります。

  • サーバ台数、スペック
  • 冗長化構成
  • バックアップ
  • 監視方式
  • 性能、拡張性

インフラエンジニアの仕事:構築

設計フェーズで決めた内容をもとに、構築作業を実施します。

  • OS
  • MW
  • バックアップ
  • 監視
  • テスト

 

インフラエンジニアの仕事:保守運用

本番稼働後に、

  • 正常に稼働しているか確認
  • 障害が発生した際の対応

 

障害が発生しなければ、定常業務だけで完結するのですが、一度発生すると緊急で対応する必要があります。

インフラエンジニアの仕事内容をもっと詳しく知りたい場合は、以下の記事で詳しく書いておりますので、見てみてください。

【現役11年のインフラエンジニアが解説】インフラエンジニアの仕事内容とは? そのような悩みはありませんでしょうか? インフラエンジニアの仕事内容について、インフラエンジニア歴11年のみるみる(@milu...

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアに向いている人を紹介します。

全体の仕組みを考えるのが好きな人

サーバのサイジングや機器の配置問題が発生した時にサービスをどの程度稼働させるかということを設計するのもインフラエンジニアの仕事です。

インフラエンジニアの仕事には、お客様の使用するユーザ数や障害時のシステム利用等のお客様要望を確認します。
その上で、アプリケーションが動作し、かつお客様の要望を実現したシステム構成を設計する必要があります。

そのため、インフラエンジニアは全体の仕組みを考える力が必要です。

物事に対して、疑ってかかる

物事を正確に判断し、問題に対応できるようにする。

近年は、複数のシステムが連携して、構成される複雑な仕組みが多くなってきております。

たとえば、コンビニのレジ情報を本社に送って、送られたデータを本社の別サーバでデータを集計する。
といった流れがあり、複数のシステム間で連携している場合が数多くあります。

複数のシステム間が連携している場合は、エラー等が発生した際は大変です。自分の担当外のシステムで発生した問題があったとしても、問題解決のために、一緒に調査します。

人によっては、

別部署の担当
別部署の担当
自分のシステムは正常だから、あなたの方が問題だ。

と言われることもあります。

その際に、別の担当者が言った発言や調査内容も聞いたうえで、その発言が問題ないか、考慮漏れはないかといったことを考えたりすることもあります。

私の実例を上げますと、システムの連携先にエラーの別システムから問題はないと回答を頂いていたが、実際に調査し、別システム側の問題であることもありました

相手と協力しながらやれればいいのですが、みんな仕事が忙しく、調査がおざなりになることもあるので、相手側の障害である証拠を突き付けて、上げる必要があったりします。

ルーティン作業が苦にならない

インフラエンジニアの保守・運用業務では、ルーティン作業が多いです。
手順書をもとに、サーバに問題となる障害が発生していないかのエラーチェックをする作業があったりします。

その際には、ルーティン作業が多く、単調な作業があります。
1つの作業は一歩前違えば、システム停止を招く可能性があるため、ルーティン作業とはいえ、慎重にやる必要があります。

強いハートを持っている

障害が発生して、一番最初に通知されるのは、インフラエンジニア!!」

インフラエンジニアが保守・運用する内容には、サーバ等の機器を管理する仕事があります。サーバも機械のため、故障することがあります。

故障した際には、障害の通知がメールや電話等で通知されます。
通知は急に来るため、突然の障害にも耐えうる強いハートが必要となります。

健康体であること

インフラエンジニアは機械には優しいが、人間にはあまり優しくないサーバルームでの作業があります。
サーバルームは寒いですし、快適な作業スペースはほとんどありません。
(椅子は硬いですし、時には床で作業をすることもあります)

またサーバやUPS(無停電電源装置)といった機器は重いです。安全のため、二人以上での作業を実施しますが、割と筋肉が必要であったりします。

そう言ったことから、体がひ弱すぎるとすぐに体調不良になってしまうこともあるため、できる限り健康体の方が有利ではあります。

私は、空調が効きすぎている部屋で作業をして、翌日風邪で休んでしまったという経験はあります。

マネージメント・コミュニケーションができる

インフラエンジニアに限らず、エンジニアはお客様だけではなく、社内関係者メーカといった色々な人と関わって仕事をします。

そのため、それぞれの状況・進捗を確認をするため、マネージメント・コミュニケーションが必要となります。最初から求められることはないので、挨拶や報連相といった基本的なやりとりが大事です。

インフラエンジニアに向いていない人

シフト勤務に耐えられない。

システムは、不定期のタイミングでメンテナンスが必要となることがあります。
メンテナンス時は、システムが利用できなくする場合があり、その際には定時後休日に対応することがあります。

そういった場合に、シフト勤務をしたりします。
またインフラエンジニアではなく、オペレータの場合は24時間365日監視をしているため、夜勤があったりもします。

土日やGW・年末年始は休みたい

システムの切り替え作業には、システムの停止が必要となります。そのため、作業は土日やGW・年末年始に発生します。

システムが停止すると当然お客様へ影響があります。

影響を最小限にするには、お客様が使用していないタイミングでシステムを切り替える必要があります。

システムを利用していない日は、土日やGW・年末年始といった休みがよく利用されます。
そのため、絶対に、休みは仕事をしたくないといった人には、向かないです。

報連相ができない。嘘をつく人

期限を過ぎてから、「提出期限までに、完成できません!!」
「実は実施したと報告しておりましたが、作業着手できて、おりませんでした」

そのような人は正直インフラエンジニアには向いていないでしょう。
インフラエンジニアに限らずですが、エンジニアはお客様はもちろんのこと、社内での関係部署やビジネスパートナー・機器やソフトウェアのメーカ等、さまざまな人とコミュニケーションをとる必要があります。

報連相ができないと信頼されませんし、仕事がうまく進みません。

心身が弱い人

https://twitter.com/milumuru/status/1437702667996786690?s=20

 

「健康な肉体は、健康な精神から!!」

心身共に健康である必要があります。
インフラエンジニアは人間関係で疲弊されたり、技術が分からなさ過ぎて、凹んだりすることがあります。

そして失敗や不条理なことが発生します。
そんなときも自分を追い詰めすぎず、適度にストレスを貯めこみ過ぎない必要があります。

【まとめ】インフラエンジニアへの向きと不向き

インフラエンジニアの仕事には、向き不向きがあります。

インフラエンジニアに向く人の特徴としては、

  1. インフラエンジニアに向いている人
  2. 全体の仕組みを考えるのが好きな人
  3. 物事に対して、疑ってかかる
  4. ルーティン作業が苦にならない
  5. 強いハートを持っている
  6. 健康体であること
  7. マネージメント・コミュニケーションができる

 

インフラエンジニアに不向きな人の特徴としては、

  1. シフト勤務に耐えられない。
  2. 土日やGW・年末年始は休みたい
  3. 報連相ができない。嘘をつく人
  4. 心身が弱い人

 

インフラエンジニアの向き不向きの話をしましたが、インフラエンジニアになりたいと思ったら、実際に人から話を聞いたり、勉強してみることをおすすめします。折角、やる気になったのに、何も行動しないでやめてしまうのも勿体ないですからね、、、

 

インフラエンジニアへのなり方にについては以下の記事にまとめていますので、気になったら、読んでみてください。

良くある質問

インフラエンジニアはプログラミングをしないのでしょうか?

みるみる
みるみる
インフラエンジニアはプログラミングはあまりしません。

shellやバッチと言われる簡単なスクリプト程度は書きますが、コードを書くことはあまりません。

最近は、インフラのコード化で、コードを書く機会は増えましたが、
それでもアプリケーション部隊よりも、単純なコードが多いです。

インフラエンジニアは残業が多いですか?

みるみる
みるみる
担当するプロジェクトによりけりです。

炎上プロジェクトというトラブルが発生し、納期が遅延しているプロジェクトでは残業が発生しますが、
近年は働き方改革のため、残業は少なくなってきております。

インフラエンジニアは在宅勤務があるのでしょうか?

みるみる
みるみる
あります。

現地でしかできない作業の場合は、出社したり、客先で作業しますが、在宅も可能です。

私もほとんど在宅勤務となっております。
打ち合わせ等についても、ZOOMやTEAMSを利用するため、現地作業以外は在宅勤務となります。

 

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